• ネット販売だからこそ、あたたかさを。

  • 2012 / 05 / 13

  • 今日は母の日でしたね!

     

    実母・義母ともに離れて住んでいる私は、
    毎年ネットショップをフル活用しています。

     

    今年は、実母にはアクセサリーを、
    義母には(夫と義妹と一緒に)フラワーアレンジメントを贈りました。

     

    そして、今日義母からお礼のメールが…
    「毎年贈ってくれるので、お花屋さんが『いつものを届けに来ましたよ』と言ってくれました」とのこと。

     

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    見えにくいのですが、
    「お母さん、いつもありがとう。いつまでも元気でね。
    ○○・渚・○○」
    と書かれています。

     

    そして、メールにはフラワーアレンジメントの写真が添付されていたのですが、
    なんと、私が申し込みフォームに入力したメッセージが、
    手書きの綺麗な文字で書かれてピックで挿してありました。

     

    数年前からの注文を覚えてくれてる人がいて、
    丁寧にメッセージを書き写してくれる人がいる。
    そのことに感動を覚えました。

     

    ネットショップはワンクリックで買い物ができるため、
    私たちはその裏にいる人たちの存在を忘れがちです。

     

    でも、お客様が注文してから、商品が手元に届くまでには、
    実は多くの人々の手がかかっています。
    商品を揃える人、包む人、伝票を書く(出力する人)、運ぶ人…

     

    いつもは意識していませんが、
    ふと、その人たちの存在に気づくときに、
    えも言われぬ感動を覚えたりします。

     

    数多くのネットショップを利用してきた私ですが、
    心に残るのはどこかで「あたたかさ」を感じるお店です。

     

    ネットショップは、簡単でお手軽。
    だからこそ、「あたたかさ」を伝えることで、
    お客様の印象に残るお店にしていきたいですね。

  • 名刺忘れを防ぐ方法

  • 2012 / 05 / 12

  • この前ひやっとしたことがありました。

     

    初めて行ったお客様と名刺交換をしようとしたところ…
    名刺入れがないっ!
    かなり焦りましたが、
    こんなこともあろうとお財布に予備の名刺を入れていたので難を逃れました。

     

    そして、結局家に帰った後、
    バッグの底に名刺入れが隠れていたのを発見しました…
    あの焦りは何だったのか。

     

    今回のことで、名刺忘れを防ぐ方法をいろいろ調べてみましたので、
    参考までに。

     

    <名刺忘れ対策>
    1)名刺入れだけでなく、財布や手帳に名刺を数枚入れておく。
    2)いただいた名刺をしまう時に、同じ数だけ自分の名刺を補充する。
    3)仕事でも個人でも使える汎用の名刺を作っておく。
    4)バッグの中の定位置に名刺入れを入れるようにする。

     

    <名刺切れ対策>
    1)名刺が入っている箱の下から10枚目あたりに「そろそろ発注してください」とううことを表す色紙を入れておく。
    2)名刺をプリンターで印刷できる用紙を持っておき、いざとなったら使えるようにする。

     

    ちなみに私の名刺はこちらで注文しています。
    知り合いがデザインも注文したようですが、値段も安くデザインも良かったようです。
    くのいちごーごー

  • 「良い考え」「悪い考え」を擬人化してみると

  • 2012 / 05 / 10

  • 学生時代、江戸時代の文学を研究していました。
    中でも、黄表紙と呼ばれる大人向けの絵本(今で言う漫画のようなもの)が大好きでした。黄表紙の挿絵はユニークなものが多いのですが、中でも印象的だったのが、山東京伝の『心学早染草(しんがくはやそめぐさ)』。人の心の中にある気持ちを擬人化して「善玉」「悪玉」と呼ぶ、という視点が斬新でした。

     

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    上の絵では、花魁のもとから帰ろうとする客の袖に、悪玉が「もっと居続けようよ」としがみついています。反対側では善玉が「やっぱり帰らなくちゃだめだよ」と引っ張っています。悪玉3人に対して善玉1人ですから、この客は本心は花魁のもとにいたいのでしょう。

     

    これは江戸時代の黄表紙の話ですが、今でも、心の中のもやもやした気持ちを擬人化してみると、すっきりすることがあります。

     

    私たちのような自営業者は生活の浮き沈みが激しいので、わけもなく落ち込んだり自信を無くしたりすることもあります。でも、そのような時も「落ち込み玉」とか「悲観玉」のようなやつらが勝手に自分の心の中に入ってきて気持ちを荒らしているだけだ、と考えるようにすれば、少し気持ちが晴れて来たりもします。

     

    日本の昔話に出てくる鬼や妖怪も、人間の心の中にある邪気を擬人化したものだと聞いたことがあります。(能で女性の妄念が鬼として姿を表すのは典型的ですね)だからこそ、節分行事を始めとする鬼や妖怪を追い出す行事も、自分たちの心を綺麗にしようという目的があったのかもしれません。

     

    現代では、さまざまな心理療法が普及してきているものの、「みんなでわいわい邪気を払う」というシーンは少なくなってきているかもしれません。個人的には、邪気払いをもっとオープンなものにすれば、心の病も少し減るのでは…と思っていたりもするのですが。

  • 私が出会ったスゴイ人(3)話の引き出しが多い美容師さん

  • 2012 / 05 / 07

  • 私の苦手なことの一つに、
    「会ったばかりの人と当たり障りのない会話をすること」
    があります。
    あまりに苦手なもので、
    誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール
    なんかを買って読んだりもするのですが、
    なかなか難しいものです。

     

    さて、そんな私なので、
    当然美容院で美容師さんと話してもいまいち盛り上がらないので、
    いつも前に置かれた雑誌をひたすら読んでいました。

     

    ところが、
    そんな私を会話で引きつける美容師さんが登場したのです。

     

    その方は、20歳代半ばぐらいの男性。

     

    彼の会話は、
    1)質問をして相手の答えを聞き出す
    2)その答えに対して相手にメリットのある情報を提供する
    というようにプロセスが確立されていました。

     

    さらに、
    2)で話してくれる情報が、
    まさにかゆいところに手が届くようなものなのです。

     

    地震の話をすれば、非常袋に入れておいたほうがいいものを教えてくれる。
    「今度長崎に行く予定だ」と言うと、長崎で行っておいたほうがいい観光地を教えてくれる。

     

    きっと彼はもともと引き出しが多いのと同時に、
    本や雑誌で読んだ情報や、お客様との会話で出てきた情報を
    すべてその引き出しにしまっているのだと思います。

     

    日々の経験をすべて「ネタ」だと意識し、記憶しておくことで、
    どんな人に対しても有意義な会話ができるようになるのではないか、
    と思いました。

     

    ゴールデンウィークも終わり、慌ただしい日々が始まりますが、
    そのようなことにも気をつけていきたいと思います。

  • 「超定番」に勝つには

  • 2012 / 05 / 01

  • 世の中には、
    「失敗しない」「これさえあれば」「超定番」「殿堂入り」
    といったキャッチフレーズがついているものが多数あります。

     

    ハワイのお土産だったらマカデミアナッツチョコレート。
    プレゼン用のパソコンならパナソニックLet’s NOTE。

     

    どうも無難で個性に欠ける選択だなぁと思いつつ、
    やっぱり多くの人が選ぶものは間違いないともつくづく思います。

     

    全く同じような商品ABが並んでいて、
    Aに「楽天○○アワード1位」「アットコスメ○○部門1位」と書いてあれば、
    ほとんどの人はAを選びますよね。
    そうすればさらに「売れる商品だから売れる」という現象が生じます。

     

    クチコミに消費者が左右される時代は、
    ロングテールであると同時に、
    弱肉強食の時代だと思います。

     

    だとすれば、
    B(弱者側)は、
    少数のターゲットに絞って、彼らに対してガツンとくるキャッチフレーズで、
    A(強者側)と勝負しなくてはいけないんですよね。

     

    それはそうと、
    最近エクササイズ界の「超定番」、
    NHKラジオ体操にはまっています。
    しぶとい肩凝りに悩まされている私ですが、
    ラジオ体操をするとかな~り和らぎます。
    第一だけなら3分ちょっと。
    おうちでの作業の合間にいかがでしょうか?

     

    「ラジオ体操第一・第二」

  • ペットショップが日本の百貨店を変える

  • 2012 / 04 / 12

  • 爬虫類が好きで、
    休日はペットショップを回っていることが多いです。

     

    最近では、爬虫類を中心とするペットショップでも、
    店内プロモーションにこだわっているところが多く、
    歴代の爬虫類たちのアルバムを置いたり、
    飼い方をイラスト入りで解説していたりしている店もあります。
    さらには、トカゲと遊べるコーナーがあったり、
    リクガメを放し飼いにしているところもあります。

     

    爬虫類を売っている場所としては、
    まず爬虫類の専門店がありますが、
    その他には熱帯魚や小鳥を中心としたペットショップで、
    数種類のみ爬虫類を置いているところもあります。

     

    どんなタイプのペットショップもそれなりの営業努力をしているのですが、
    「ちょっと営業努力が足りないなぁ」と思ってしまうのが、
    百貨店の屋上にあるペットショップです。

     

    百貨店の屋上には、だいたい子どもたちが遊べる屋上広場があって、
    それにペットショップが併設されていることが多いです。

     

    おそらく、お母さんが買い物をしている間に、
    お父さんと子どもが屋上で飲み物を飲んだり、ペットショップを見に行ったりするのだと思います。
    そして、たまに子どもが「カメがほしい」「ハムスターがほしい」とねだって、
    お父さんが買ってあげたりしているのだと思います。

     

    百貨店が元気なうちは、そのような方法でも、
    なんとか売上が上がっていたのだと思います。

     

    でも、百貨店が少し元気をなくしてきている今、
    百貨店の屋上のペットショップも変わらなくてはいけない時が来ているのだと思います。

     

    たとえば、
    お母さんを待つために行くペットショップではなくて、
    子どもが行きたいとねだるようなペットショップにするには?

     

    子どもが百貨店の屋上のペットショップに行きたがれば、
    お父さんもお母さんも連れて行くことになります。
    お父さんは相変わらず子どもと一緒に屋上で過ごすと思われますが、
    お母さんは(それを言い訳に)他の階にお買い物に行くと思います。

     

    例えば、
    生命の進化の不思議についてわかりやすく教えてくれる店員さんがいる、
    動物に餌をあげたり触ったりする体験ができる、
    それだけでも子どもたちはペットショップに行くのが楽しくなるはずです。

     

    そこで爬虫類の出番です。
    多くの爬虫類たちは、子どもたちが大好きな恐竜にそっくりの外見をしています。
    また、一部の爬虫類を除いて、おとなしくのんびりした性質のものが多いです。
    爬虫類には、子どもを引きつける魅力がいっぱいあります。
    爬虫類の種類を増やしたら子どもがもっと喜ぶかも…と勝手に思っていたりします。

     

    まあ、半分私の趣味になってしまいましたが、
    「百貨店の屋上のペットショップがもっと頑張れば、
    日本の百貨店はもっと元気になる」
    ということを言いたかっただけです。

     

    写真はニシアフリカトカゲモドキのファルコンです。

     

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  • 「今日のゴール」を決める

  • 2012 / 04 / 04

  • 最近、心がけていることに「今日のゴール」を決めるということがあります。

     

    私が一緒にお仕事をする方は、
    中小企業の社長さんだったり他の士業の方だったりするわけですが、
    ほぼ7~8割の確率で「話し好き」です。
    ほとんどが起業したり独立したりした方たちなわけですから、
    通常の方よりもエネルギーが満ちあふれているのは当然なわけですが…

     

    ただ、悩みどころなのは、
    あまりに相手が話し好きだったりすると、
    話が本題から脱線したり、聞いている方が話に飲み込まれたりするということです。
    そうなると、いい時間になって
    「じゃあそろそろ…」となったとき、
    「どうしよう!これを聞くのを忘れてた!」
    と冷や汗をかいたりしがちです。

     

    なので、最近は、
    Evernoteに「今日のゴール」を書くことにしました。

     

    ○○様(クライアント名)
    ・~について教えていただく
    ・~の説明をする
    ・~に納得していただく

     

    などなど、こんな感じです。
    そのことにより、無駄や漏れが少なくなった気がします。
    コンサルティング以外の仕事でも使えそうですので、
    ぜひお試しください。

  • 普遍的な美人の基準とは

  • 2012 / 04 / 03

  • 花魁の研究をしていた学生時代から、
    浮世絵の美人画や明治時代の写真を見る機会は多くありました。

    美人の基準は時代によって変わると言われます。
    特に、江戸時代の美人画を見ると、
    ずいぶん今理想とされる美人像と違うなぁと思う方も多いはずです。

    ただ、言えるのは、
    「その人が『美人』として描かれている」ことだけははっきりわかるということです。
    それは、
    「わざわざ浮世絵に描くのだから美人に違いない」
    という仮説から類推される場合もありますし、
    「このたたずまいや雰囲気なのだから美人に違いない」
    という感覚的なものから察する場合もあります。

    ここで強く言いたいのは
    「たたずまいや雰囲気がなんとなく美人っぽい場合、
    たとえ一般的な美人の感覚から外れていても美人だと認識される可能性があり得る」
    ということです。

    …ということは、
    お化粧以上に姿勢や仕草に気をつけなくてはいけないということですね。
    マインド的には、自信や意思の強さも「美人っぽく見える」秘訣かもしれません。

     

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    参考までに喜多川歌麿の「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」を載せてみました。
    現代の美人の基準とは若干違いますが、この女性が美人だということは何となくわかりますよね。

  • 無為な一日をなくすために

  • 2012 / 04 / 02

  • 今はもしかしたら絶版になっているかもしれませんが、
    趙昌仁の小説『カシコギ』にこんな文章がありました。
    (何年か前に朝日新聞の天声人語に引用されていた気がします)

     

    あなたが虚しく過ごしたきょうという日は
    きのう死んでいったものが
    あれほど生きたいと願ったあした

     

    これを読んだとき、
    かなり衝撃を受け、
    「ああ、頑張って毎日を意義あるものにしなくては」
    と思ったのですが、
    なかなか難しいものです。
    ついついダラダラしてしまうし、
    ついついぼーっとしてしまう。

     

    そんな無為な一日を無くすために、
    先日から「自分日報」なるものをつけはじめてみたのですが、
    http://ameblo.jp/nagisaohmori/entry-11193096479.html
    無為な一日には一定の特徴があることがわかりました。

     

    ・ベッドから出るまでの時間が長い
    ・仕事の取りかかりが遅い
    ・仕事のゴールを決めていない
    ・一つ一つのことに集中していない
    ・「風邪気味だし…」「肩凝ってるし…」と言い訳している

     

    …ということは、このようにすれば毎日が有意義になるのかも?

     

    ・ベッドからさっと起きる
    ・仕事の取りかかりを早くする
    ・仕事のゴールを決める
    ・一つ一つのことに集中する
    ・体調を言い訳にしない

     

    たまには思い切って無為な一日を過ごすのも大切な気がしますが、
    できれば毎日有意義にしたいもの。
    みんなが毎日有意義に過ごせば、日本のGDPも上がるかも?
    今日から新年度の会社も多いと思いますが、
    実りある一年を過ごしたいですね。

  • なぜ私は「花魁」に興味を持ったのか

  • 2012 / 04 / 01

  • このブログでも何回かお話したのですが、
    『月刊企業診断』という雑誌で
    「花魁マーケティングの世界」という連載をさせていただいています。

     

    なぜ「花魁」について書くことになったかというと、
    学生時代、日本文学や日本文化を学んでおり、
    花魁に関する研究をしていたからです。

     

    とはいえ、
    私自身はどう見ても
    「セクシー」とか「妖艶」とかいう言葉とはほど遠いタイプなので、
    「なんで花魁?」
    と聞かれてしまうことが多いです。

     

    私は、もともと、
    「人間が『生きる』という目的のために
    最大の力を発揮すること」
    に興味を持つ傾向がありました。

     

    なので、高校の世界史の時間に先生がこんな話をした時、
    私は非常に感動しました。
    「殷の青銅器に精緻さは、現代の人間の手では再現不可能だと言われています。なぜそれができたかというと、職人が完璧なものを作らないと処刑されたからです。人間は死ぬか死なないかの状況に追い込まれると、何でもできるようになるんです。」

     

    大学に進んで日本文学を学ぶことになり、
    たまたま江戸時代の文学のゼミに入りました。

     

    歌舞伎や文楽(浄瑠璃)を見てもわかるように、
    江戸時代の文化や文学には、
    花魁(あるいはその他の遊女)がつきものです。

     

    男性を翻弄する美しく魅惑的な女性たち。
    でも、その出自は不遇なことが多く、
    また、彼女たちは(その仕事の特性上)常に病や死と隣り合わせです。
    そして、彼女たちが普通の女性として生きるには、
    どこかの金持ちの男性に見初められ、身請けされるしかありません。
    だから、彼女たちには外見や教養を磨き続けるしかないのです。

     

    つまり、彼女たちの美しさや魅力は
    「生きるための美しさ」「生きるための魅力」
    なのではないかと思うのです。

     

    お時間がありましたら、ぜひこのリンク先をご覧ください。
    http://www.wagaraga.com/headline/oiran-kamuro-yuukaku/
    これは個人的な感覚かもしれませんが、
    花魁の堂々としたたたずまいから感じられるのは、
    悲壮感というよりも女性本来の強さなのではないかと思います。

     

    日本に公娼制度があった事実や売買春の是非について、
    私は意見できる立場ではありません。

     

    ただ、
    生きるために自分自身を磨き続けた花魁たちの姿には、
    現代の私たちが勇気づけられるものがあるのではないかと思います。

     

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  • ふぞろいな中小企業診断士(同友館)

    中小企業診断士の資格を取って人生が変わった! 診断士になって、コンサルタントとして独立する人もいれば、そのまま企業に残る人もいる。 11人の手記・インタビューを中心に、30代・40代の中小企業診断士の生の姿に迫る!