• 「なしくずし」の購買心理(1)

  • 2012 / 02 / 01

  • 「なしくずし」、なんとなく退廃的で艶っぽい響きのする言葉です。
    一般的には、
    「勢いに流されてしまい、相手の思い通りになってしまうこと」
    という意味で使われていることが多いと思います。
    なので、
    「なしくずし」とおいう言葉を聞くたびに、
    着崩れた和服姿の女性が畳にしどけなく座っている姿を想像してしまうのは、
    私だけではないと思います。(多分)

     

    とはいえ、イメージだけで言葉を使うのは危険と常々思っていますので、
    「なしくずし」を辞書で調べてみました。

     

    なし‐くずし【済し崩し】‐くづし
    物事を少しずつかたづけていくこと。徐々に物事を行うこと。「企画が—に変更される」
    (小学館 国語辞典)

     

    え?ほんと?

     

    どうやら、この意味が本当みたいで、
    一般的に使われている「なしくずし」は誤用みたいですよ。

     

    なので、
    「借金をなしくずしにする」
    は、
    「借金をうやむやにして無かったことにする」
    という意味じゃなくて、
    「借金を計画的にきちんと返済する」
    ということなんですね。

     

    ふ~ん、勉強になるなぁ。

     

    あ、今回購買心理まで話が行きませんでしたね。
    続きは次回~。

  • 「チラ見せ」を効果的に使う!

  • 2012 / 01 / 31

  • 私が通っていた大学は、男性比率が非常に高かったため、
    学生時代は男子校のような環境で生活していました。
    当然、毎日男子たちのおバカ話を聞いていたわけです。

     

    「床に落ちているものを拾おうとしてかがんだOLの胸もとがいい」
    だの、
    「駅の階段で女子高生がスカートを押さえる仕草がいい」
    だの。

     

    そんなに下着が見たいなら、
    セ○ールのカタログでも見れば!?
    と、男ゴコロの機微もわからぬ私は、
    そう心の中でつぶやいていました。

     

    でも、今考えると、
    彼らは一部だけ見えて全体が見えない、
    いわゆる「チラ見せ」に胸をときめかせていたのです。

     

    「チラ見せ」っていろんな場面で使われていますよね。
    例えば、
    車の全体像を発売まで見せない車のCM、
    テレビドラマの予告編映像。

     

    広い意味で言えば、
    製法を明かさない「秘伝のたれ」や、
    買わないと開けられない雑誌の袋とじなども、
    「チラ見せ」商法なのかもしれません。

     

    「チラ見せ」は、
    例えば私たち士業のブログやホームページ、メルマガでも使えそうですね。
    お客様が興味をひくような知識のエッセンスのみ見せる、というようなやり方で。
    私の身の周りにも上手に「チラ見せ」を取り入れている方がおられます。

     

    「チラ見せ」をする条件として、
    その商品やサービスが十分魅力的でないといけません。
    そうでないと、お客様をだますことになってしまうので…

     

    私も、「チラ見せ」が効果的に使えるぐらいになれるよう、
    精進したいな~と思っています。

  • 夫や彼氏に洗濯してもらう方法をSL理論で考えてみる

  • 2011 / 09 / 01

  • 9月になりました。でもまだまだ残暑は続きます。
    暑い日が続くと、汗をかくせいか洗濯物がたまりやすくなりますよね。
    こんなときに夫や彼氏が洗濯を手伝ってくれれば…と思うことありませんか?
    女性のみなさん。
    そこで、夫や彼氏にどうにか洗濯してもらう方法について、
    SL理論で考えてみました。
    SL理論というのは、
    「リーダーシップの取り方は部下の成熟度によって変わってくる」というものでしたね。
    ここでは「リーダー=女性」「部下=男性」です。
    男性のみなさん、ごめんなさいね。

     

    SL理論の図って、こんな感じでしたよね。
    この図を見ながら考えていきましょう。

     

    131481582602413331964

     

    1)指示的リーダーシップ

     

    この段階では男性はまったくの洗濯ビギナー。
    タオルを「パンパン」としないから、タオルは平行四辺形やひし形になる。
    また、ナイーブな衣類をネットに入れないから、
    縫い目のほつれたワンピース、型くずれした下着、
    破れたストッキングが大量発生してしまう。
    この段階では、こみあげる怒りをぐっとこらえて、
    タオルの干し方やネットの使い方を
    手取り足取り説明したほうがよい。

     

    2)説得的リーダーシップ

     

    この段階では基本的な洗濯スキルが身に付いているので、
    男性もいろいろと疑問が出てくる。
    「普通の洗剤とおしゃれ着洗いはどう使い分ければいい?」
    「これとこれは一緒に洗ったら色移りする?」
    …そんなの自分で考えれば?!
    って思っても口に出してはいけない。
    疑問には優しく丁寧に答えてあげよう。

     

    3)参加的リーダーシップ

     

    この段階ではどんな洗濯物にも対応できるようになり、
    男性も洗濯の改善案を出すようになる。
    「風通しがよくなるよう物干竿の角度を変えてみよう」
    「もっと作業が効率的になるようにこれとこれを一緒に干そう」
    こういう時に男性は、数学や物理学、作業効率化のセンスを駆使し、
    さまざまな提案をしてくる。
    そのために物干竿やハンガーが増えてベランダの景観を損ねたとしても、
    見てみぬふりをしよう。ゴールはもうすぐなんだから!

     

    4)委任的リーダーシップ

     

    おめでとう!ここまでくれば、女性の勝利。
    この段階では、男性は洗濯に対し、プロフェッショナルとしての誇りを持っている。
    だから、どんな大量の洗濯物にも高いモチベーションで対応してくれる。
    もう、女性はネイルのはがれや手あれを気にすることもなく、優雅に生活できる。

     

    …こういうふうに思い通りにいけばいいのですが、
    思い通りにいかないのが現実のようです。

     

    とはいえ、家事を手伝ってもらうには、
    ダンナさんや彼氏さんを上手にほめることが一番大事かもしれませんね。

  • 「ロジャーズの採用者分布曲線」を爬虫類で考えてみる

  • 2011 / 08 / 26

  • 今年の4月2日に、

    ペットショップで一匹のヒョウモントカゲモドキの子供に一目ぼれし、
    衝動買いしてしまいました。
    人間の人差し指ほどの小ささ、つぶらな瞳、愛くるしい仕草、
    「この子が他の人のところに行くなんて我慢できないっ!!」
    そう思ってついつい買ってしまったのです。
    そのヒョウモントカゲモドキは、体にある紫がかった斑模様から
    「プラムちゃん」と名付けられました。

     

    予想通りプラムちゃんは非常に元気な子で、
    毎日エサをもりもり食べました。
    そして3ヵ月…
    プラムちゃんは体長15cmまで成長。
    目つきが鋭くなり、全身に豹のような斑点が現れ…
    なんというか、非常にワイルドな外見になりました。
    参考までにうちに来た友人たちの意見を。
    30歳代男性「…かっこいい…」
    20歳代女性「…」(無言で卒倒しかける)

     

    勇気のある方はこちらをご覧ください。
    (さすがの私もそのまま掲載するのに躊躇しました)
    4月時点のプラムちゃんの姿はこちら 。
    現在のプラムちゃんの姿はこちら 。
    こんな姿になると誰が想像していただろうか…う~ん。
    いや、そのワイルドさがたまらないのでありますが。

     

    さて、ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間なのですが、
    「変わったペットだね」と言われることが多いです。
    (顔も可愛いし、色も綺麗だし、おとなしいし、
    こんなにペットに向いた爬虫類もいないと思うのですが)

     

    でも、上には上がいるもので、
    ニシキヘビやナミヘビをペットにしている人も最近では珍しくありません。

     

    私は、その姿にだいぶ慣れてきてきたものの、
    「ヘビをペットにするのはまだまだハードルが高いな…」
    と思っています。

     

    私たちの家を訪れる人の中で、
    ヒョウモントカゲモドキを「可愛い」という人が半分、「ちょっとムリ」という人が半分ぐらいなのですが、
    それがヘビだったら「可愛い」と言ってくれる人は何割ぐらいになるのだろうか?
    普段は可愛いペットだと思っていても、
    ふと冷静になったときにぞっとしたりしないだろうか?

     

    そんなことを考えてしまいます。

     

    爬虫類好きは意外と多いのですが、
    以下の3レベルに分けられると思います。

     

    レベル1(非常に一般的):カメ好き
    レベル2(ややマニア):トカゲ、ヤモリ、イグアナ好き
    レベル3(かなりマニア):ヘビ好き

     

    人数で言うとこんな感じですね。

     

    131436020671313115630

     

    マニア度で言うとこんな感じ。
    (人数とマニア度は反対の傾向になりますね、当たり前ですが)

     

    131436056862713401049

     

    あれ、こういう図、どこかで見たことがありません?

     

    あ、「ロジャーズの採用者分布曲線」ですね。

     

     

    131436025767313227712

     

    新型パソコンとかで、最初に革新者(いわゆるマニア)が買って、
    その次に初期採用者(オピニオンリーダー)が買って、
    次第に前期採用者、後期採用者、遅滞者が買っていく、
    という図です。
    ※文献によって微妙に名称が違うので気をつけてくださいね。

     

    そうです。この図もマニア度によってこのように変形できるかもしれませんね。
    (採用遅滞者は…「価格マニア」?)

     

    131436059016913115630

     

    話は戻りますが、
    爬虫類に飼ってみたいみなさまは、
    ぜひカメを飛び越えてヤモリやトカゲにチャレンジしてみてください。
    仕草も可愛らしいですし、見た目も綺麗ですよ!

  • 三味線から学んだこと

  • 2011 / 08 / 22

  • 年に1回の長唄三味線の発表会が終わりました。
    今回の演目は「元禄花見踊」。
    この1年間は仕事でいっぱいいっぱいで、
    なかなか練習ができなかったのが辛いところでした。
    ただ、仕事のおかげで神経がずぶとくなったのか、
    まったく緊張せずに弾くことができました。
    ある意味成長してるな、私…。
    さてさて、学生時代から日本文化が大好きで、
    長唄三味線は習い始めて7年になります。

     

    日本の伝統楽器(琴・三味線・尺八など)は、
    ギターやピアノに比べてどうもマイナー感があります。

     

    その理由として、
    曲目が単調に感じられたり、そもそも曲目が知られていないこともあると思いますが、
    伝統楽器の世界の特殊性もあると思います。

     

    伝統楽器の世界には次のような特殊性があります。

     

    1)師匠の「型」の徹底的な追求。
    最初から「個性」を出すのは×。「個性」は「型」を長年追求した結果、どうしても出てきてしまうよい意味でのブレのようなもの。
    2)師匠との関係、上下関係の重視。
    師匠を途中で変えるのは基本的には×。そしてなぜか能力に関係なく、弟子入りした順序で上下関係が決まっている。
    3)礼儀作法の重視。
    三つ指立てたお辞儀なんて、三味線を習うまでしたことありませんでした…。

     

    う~ん、まさに日本的ですね。
    このような日本的なことって、今日的には批判や排除の対象になりやすいと思うのですが、
    私は、大切なエッセンスが詰まっているのではないかと思っています。

     

    特に1)について。
    「個性」という言葉、軽々しく使われ過ぎている気がします。
    仕事でも勉強でもそうなのですが、
    自分を一度まっさらな状態にして、素直に先を行く人の「型」を学び続ける時期も必要な気がします。
    「個性」ってその先にあるものなんじゃないかな、って思っています。
    2)についても。
    能力に応じた評価制度、素晴らしいことです。
    でも、それとは関係なく先輩や年配者には敬意を払うべきだと思っています。
    先輩や年配者を見下す人や邪見に扱う人、私はちょっと苦手です。
    3)についても。
    過度な礼儀作法は不要ですが、
    「自分はまともな人間です」ということをアピールするために、
    ある程度のマナーは必要な気がしています。

     

    以上のこと、すべて伝統楽器に触れるようになってから気にするようになったことです。
    その意味では、楽器の奏法以外のことも学べているのかもしれません。

     

    とにかく、来年はもっと頑張ろう…

  • 丸亀製麺の素晴らしさについて運営管理的に語る!

  • 2011 / 08 / 12

  • 別に丸亀製麺の回し者ではないのですが…

    運営管理(特に生産管理)とか事例3とかが苦手な人にはぜひ行ってほしいです。

     

    丸亀製麺はすごい!何がすごいって…

     

    1)麺からだし汁、トッピングまでの見事なライン生産
    2)麺とだし汁は見込み生産、麺のゆでと盛りつけは受注生産だ!
    …麺とだし汁を用意してお客さんの注文を待っている段階がデカップリングポイント
    3)「ぶっかけ」と「釜揚げ」の2つのラインがあるのになぜか滞らない!
    (他のうどん屋だと「釜揚げは10分お待ちください~」とか言われるのに)
    4)麺を作っている様子が見られる…ある意味トレーサビリティ
    5)1人の店員さんが麺をゆでて、お椀に入れて、だし汁をかける。
    U字ライン生産方式で、しかも多能工だ!
    6)最後は青ネギ、天カス、しょうが、ゴマでお客さんがカスタマイズ

     

    いろんな論点で語れるな~、丸亀製麺。
    他の論点で語れる方、コメント求む!

     

    このHPもかなり魅力的です。
    http://www.marugame-seimen.jp/attatchment/index.html

     

    あ、そういえば。
    QCDって「うまい、はやい、やすい」と同じだって知ってました?

     

    Quality:品質=うまい!
    Cost:コスト=やすい!
    Delivery:納期=はやい!

     

    受験勉強に疲れたら、
    おいしいうどんを食べてモチベーションアップしましょう!

  • ストアコンセプトの統一~四谷三丁目の坊主バー事例

  • 2011 / 07 / 31

  • 診断士の仕事を始めてから、小売業やサービス業等の調査のお仕事をいただくようになりました。
    その中で感じたのが、
    「ストアコンセプト統一の難しさ」でした。
    例えば、
    家庭的でナチュラルな雰囲気を打ち出したいのに、ホームページは妙にスタイリッシュだとか、
    上質な和の空間を提供したいのに、お手洗いは妙に殺風景だとか、
    そういうことってよくあるような気がします。
    特に、居抜きの店舗であったり、リニューアルした店舗にそのようなことがよく生じているような気がします。

     

    …ストアコンセプトが思いっきり統一されたお店の事例は無いものか。

     

    そんな悩みを抱えながら飲み歩い…いえ、街をさまよっていたところ、
    出会ってしまいました!

     

    その名は「坊主バー」
    http://vowz-bar.com/

     

    オーナーもマスターもお店のお兄さん(?)たちもみんなお坊さん!
    お店の奥にはお仏壇!(しかも定期的にお線香に火を付けている)
    曼荼羅や袈裟、仏像で彩られた内装!
    お酒はカクテル「極楽浄土」「無限地獄」ほか、
    仏教に関連した名前の日本酒を各種取り揃え!
    おつまみは「精進おつまみ」「なまぐさおつまみ」に分類!

     

    …そして、
    ありがたや!読経と説法も聴けました~!
    私が行った日は、田口弘願僧侶のお話が聴けました。
    「いいとか悪いとかではない、あるがままを受け入れる」
    という言葉がじ~んと心に沁みました。

     

    ストアコンセプトが完璧に統一されていると、
    その事実自体が感動を生み出すことがあります。
    ディズニーランドがまさにその好例ですね。

     

    また、
    人気のあるバンドやお芝居を考えてみると、
    コンセプトの統一にスキのないものが多い気がします。

     

    さらにいうと、
    個人レベルでもそうかもしれないな、と思いました。
    自分で仕事をするようになると、
    自分自身のコンセプトの統一が求められるようになる気がします。
    ただ、自分自身というものは、
    一番客観視しにくいものであり、誰よりもその多面性を知っているものでもあります。
    だから、自分自身のコンセプト統一って、非常に難しいと思います。

     

    さらに、
    自分自身がどのようなイメージを打ち出したいか、
    他人が自分にどのようなイメージを持っているか、
    他人が自分にどのようなイメージを求めているか、
    この3点は微妙に違っているので、それも見極めなくてはいけません。

     

    今の時点では、
    お客さまや関係者に満足いただけること、信頼していただけることが第一優先ですが、
    今後は自分自身のコンセプトについても考えていかなくてはいけないな、と思っています。

     

    だんだん自分自身の話になってきましたが…
    人生に迷いを感じたら坊主バー、おすすめいたします。

     

    ※坊主バーを紹介してくださったinoさん、ありがとうございました!

  • 百分率変異法を牛乳で考えてみる

  • 2011 / 05 / 28

  • あっという間に5月も月末になりましたね。
    月末といえば、次にやってくるのは月初(当たり前か)。
    月初といえば、「月初適正在庫高」…ですよね?受験生のみなさん!

     

    「月初適正在庫高」の求め方2つ、覚えてます?
    はい、目をそらしちゃダメですよ~。
    「基準在庫高法」と「百分率変異法」ですよね。

     

    今日は、「百分率変異法」について冷蔵庫の中の牛乳に当てはめながら考えていきます。

     

    「百分率変異法」は商品回転率が6回以上のもの、
    ざっくりいえば、「しょっちゅう在庫が入れ替わるもの」に適した方法です。

     

    牛乳は、賞味期限が短いこともあって、冷蔵庫の中での入れ替わりも激しいと思います。

     

    さてさて、「百分率変異法」の公式、覚えてますか?
    そう言われた瞬間シャットダウンしたくなりますよね。
    ちょっと我慢してください。

    130652254234916232329

    こんな感じですね。嫌ですね~。虫酸が走りますね~。

    ところでみなさん、だいたい冷蔵庫の中に牛乳って何本あります?
    私の家では、2本買ってコンスタントに飲んで飲み終わったらまた買う、というサイクルを繰り返しているので、
    平均すると1本冷蔵庫に牛乳が入っています。
    これがまさに私の家の牛乳の「年間平均在庫高」です。

     

    130652276721716232523

     

    さて、では、みなさんは牛乳を月に何本飲みますか?
    私の家では2日に1本牛乳を飲むので毎月15本飲むことになります。
    これが「月平均売上高予算」に当たりますね。

     

    130652303655916426027

     

    でも、きっちり15本にならない時もありますね。
    たとえば、夏の真っ盛り。喉が渇いていつもより牛乳を多く(たとえば20本)飲むかもしれません。
    すると、「当月売上高予算」は20本になります。

     

    130655575002416313798

     

     

    …以上のことを公式に当てはめると、このようになります。

     

    130652345546316232443

    …ていうか、この0.5って何?って気になると思います。

     

    130652375023516200784

    この0.5は、こういうことです。
    「売上が多いつきはその分在庫を多く持ってたほうがいいけど、
    フルで持っとくのもアレなんで、だいたい半分ぐらい持っとこう」

     

    え、そんなんでいいワケ?
    …いいみたいです。

     

    最後まで解くとこんな感じ。

     

    130652397532316313298

     

    「牛乳をよく飲む8月は、
    月初めに牛乳パック1本とコップ1杯を用意しとくといいんじゃないかしら?」
    と、百分率変異ちゃんは言いました、とさ。

     

    …ところで。
    こんなにえらそうに言っといてナンなのですが、

     

    130652422861316130079

     

    もともと文系だからなのか、ここの「1+」の部分がうまく説明できません。
    なんとな~く理屈はわかるんだけど、人に説明するのが難しい。
    説明できる方、Help me!

    上記の件、

    wa_ka_kenさん がtwitterで素敵すぎるコメントをくださったので抜粋。

    ___________________________

    式的に”0.5″と”1+”はセットで、平均的な売上の時に年間平均在庫と同じになる。考慮すべき変動は半分でOKと考えているのでは?
    ___________________________

    …さすが!ていうか何で気づかないの、私

  • あるミュージシャンの人生とマーケティングコンセプトの変遷

  • 2011 / 04 / 12

  • 紺瀬不斗夫(こんせふとお)が音楽に目覚めたのは、10歳代の頃である。

     

    10歳代後半は、「自分の音楽」を追求し、とにかく大量の楽曲を制作した。

     

    20歳代に入ると、「やはり売れなくては意味がない」と思い、
    売れるような楽曲を制作し、メジャーを目指して多数のデモテープをレコード会社に送った。

     

    20歳代半ばで、不斗夫は念願のメジャーデビューを果たし、
    不斗夫のCDは全国のCDショップでトップセールスになる。

     

    しかし同時に、不斗夫は、
    「自分が作った音楽は本当にリスナーが求めているものだろうか」という疑問を抱き始める。
    不斗夫は、売れるためだけの音楽から脱却し、
    自分の音楽を本当に愛しているリスナーが喜ぶような楽曲を作るようになる。

     

    現在、不斗夫は、30歳代だが、東日本大震災の被災者のために、
    チャリティーライブやファンに向けた義援金集めに奔走している。

     

    ……よくあるようなミュージシャンの人生ですが、
    実はマーケティングコンセプトの変遷をたどっています。

     

    130261655952816420494_marketingconcept2

    こんな感じです。

     

    あれ?もしかしたら思い当たることありませんか?

     

    一人よがりでがむしゃらだった「生産志向」の時期、
    人に合わせよう人に気に入られようと頑張った「販売志向」の時期、
    周りの人の気持ちを考えベストを尽くすようになった「顧客志向」の時期、
    世の中全体がよくなるように働きかける「社会志向」の時期……
    マーケティングコンセプトの変遷は、人が大人になる過程そのものなのかも。

     

    ……葉桜の季節、ふとそんなことを思ってしまう私でした。

     

    ※「マーケティングコンセプトの変遷」についてはこのページがわかりやすいですよ!
    http://www.bell24.co.jp/ja/feature/02/marketing/customer_oriented_marketing.html

  • 永遠に「オバサン」と呼ばれない方法をプロット図で考えてみた

  • 2011 / 03 / 31

  • 学生時代、まだまだコドモだった私は、
    「ある年齢になると突然オバサンになるに違いない!」
    と思っていました。
    前日は「お嬢さん」だったのに、ある朝起きると突然「オバサン」になるみたいな。
    こんな恐怖を女性なら誰しも味わったことがあると思います。

    でも、考えても見てください。
    黒木瞳さんはオバサンでしょうか?吉永さゆりさんは?
    NOですよね。
    彼女たちを言い表すなら、
    「大人の女性」であって、決してオバサンではないと思います。

     

    じゃあ、どういう人をオバサンと言うのでしょうか?
    例えば、電車の中で大声でしゃべっている人。
    堂々と順番抜かしをする人。
    な~んか、オバサンな感じがしますね。

     

    「ある年齢になるとオバサンになる」というのは、
    1つの軸(年齢)でしか捉えていない考え方です。

     

    でも、実際には、
    もう1つの軸(他人を思いやれるか、自分のことしか考えていないか)で、
    オバサンかオバサンじゃないかが分かれてくる気がするのです。

     

    念のため、ここで一言断っておきましょう。
    私の認識では、オバサンとおばちゃんは違います。

     

    おばちゃんという言葉の響きには、
    あったかさ、おおらかさ、優しさが含まれている気がします。

     

    反対に、
    オバサンという言葉の響きには、
    自分勝手さ、横柄さ、ふてぶてしさが含まれている気がします。

     

    同じ中高年女性を表す言葉でも、かなりニュアンスが違います。

     

    さて、大人の女性とおばちゃん、オバサンの関係をプロット図にしてみましょう。

     

    130156921429616225687

    こういう感じですね。

     

    私の今後目指すべき方向性も書き加えてみました。
    気遣いのできる大人の女性を目指し、最後にはあったかいおばちゃんになりたいな~と思っています。
    (「若い」という象限で始まってしまっているところとか、若干「オバサン」象限を通ってしまっているところは、
    私の描画能力の問題なので気にしないでください)

     

    はい、今まで「素敵なお嬢さん」だった人も、「困ったちゃん」だった人も、
    心がけ次第で「大人の女性」になれるということです。

     

    さて、ここで、受験生のみなさんに質問です。

     

    今回出てきた
    「年齢」と「他人を思いやれるか、自分のことしか考えていないか」は、
    市場細分化変数の何に当たるでしょうか?

     

    「年齢」は人口動態的変数(デモグラフィック変数)
    「他人を思いやれるか、自分のことしか考えていないか」は心理的変数(サイコグラフィック変数)あるいは行動変数ですね。

     

    市場細分化変数については
    以下のサイトの説明がわかりやすいので、参考にどうぞ。
    http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100903/244241/?P=2

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