神の湯「玉造温泉」で感じたこと:女と企業のイメージは自由自在!
2013 / 09 / 09
私は大の温泉好きで、出張や旅行では必ず温泉に行くようにしているし、東京にいても1週間に1回程度のペースで温泉銭湯に行っています。
当然女風呂に入っているのですが、そこで気づいたのが、服を脱いで化粧を取ると女性の年齢は識別がかなり難しくなるということ。もちろん、ざっくりと「若い」「中高年」「シニア」ぐらいは分かるのですが、20代と30代、40代と50代を見分けるのは非常に困難。ましてや、職業や未婚既婚となると、判別はほぼ不可能になります。
お風呂から上がり、服を着て化粧をすると、突如としてその女性のいろいろな情報が流れ込んできます。何歳ぐらいなのか、OLなのか学生なのか、既婚なのか未婚なのか、どんなファッションが好みなのか、どういうこだわりを持っているか、等。
そして、それぞれが20代のショップ店員や、30代のOLや、40代の主婦に変身して脱衣所を後にするのです。
ここから分かるのが、(特に外見に関して)私たちは「その人がもともと持っているもの」以外の要素で相手を判断しているということです。服の着こなし方、持ち物、化粧の仕方等が、かなりの割合で相手を判断する基準となっているのです。
言い換えれば、もともと持っている外見に関係なく、自分のイメージを変える余地は、「ものすごく」あるということ。
「自分は可愛くないから」「自分は太ってるから」と言って諦めてしまう女性に違和感を感じるのは、私がイメージは自由自在だと思っているからかもしれません、
(もう一つの理由は、「親からいただいたものには自信を持つべき」という信念に近い考えを持っているからなのですが…)
これは私の仕事の一つの軸となっている広告物の企画制作にもつながることです。
企業や商品であっても、そのイメージを変えられる可能性は「ものすごく」あります。どんなものでも、よりよく見せること、分かりやすく伝えることは可能なんです。
それなのに、努力をする前から、「この業界はもうダメだから」「見た目を変えたって売れないから」と思い込んでしまっている企業が多すぎる気がします。これは、とても残念なことです。
確かに、見た目を変えるだけで売れないものを売れるようにするのは非常に難しいですし、私たちだって爆発的に売上が上がるという保証をすることはできません。でも、そこで諦めてしまうのはちょっともったいないなぁと思います。
私には経営のすべてを変えることはできないが、一緒にものが売れるようにする最大の努力はしますし、そのために常に情報収集をしています。
「ムリかも」と思っても、諦めずに相談ぐらいはしていただければ、何かしらの解決策が出せるかもしれません。
ついつい仕事の話をしてしまいましたが、以上が出雲の神の湯、玉造温泉で思ったことです。ああ、神の湯に浸かりながら、まあなんと邪念だらけの私。