通販の最大のライバルはファストファッション?
2012 / 03 / 20
たまに市場調査と趣味、スポーツ(?)を兼ねて
渋谷のファストファッション激戦区に行くことがあります。
西武百貨店A館B館の間を抜けて途中で左に曲がるとかなり効率的に回れます。
この前は2時間でこれぐらい回りました。
最近、通販の最大のライバルはファストファッションなのではないか?と思うことがあります。
・価格が安い
・大量に商品を見られる
というわかりやすい共通点のほかに、
・接客を受けなくてもよい
・内装や陳列の二次元っぽさ
というものもあります。
「接客を受けなくてもよい」というのは意外と大きなポイントです。
特に、外見や体型に悩みがある方や、いつものイメージとは違うファッションをしてみたい方は、
店員さんに接客を受けるのが苦痛だと思っている可能性があります。
通販やファストファッションにおいては、
店員さんの目を気にせずぽんぽんと買い物かごに入れていくことができます。
「内装や陳列の二次元っぽさ」というのは、
あえて無機質なイメージの内装や陳列にしている店舗が多いということです。
壁を真っ白にしたり、階段を透明にしたり、
顔のないマネキンを使ったり、アクリルの什器を使ったりしています。
そのことによって、あたかもクリックで画面移動をしているような感覚で買い物をすることができます。
多くの共通点があるものの、ファストファッションが通販より勝っている点は、他の店舗販売と同様、
・試着ができる
・素材の触り心地や縫製を確かめることができる
ということです。
ファストファッションに勝つために通販業者は、
・デザインや企画、製造のストーリー性を見せる
・顧客とまめにコンタクトを取り一人一人との関係性を深める
というようなことをますます強化していく必要があるかもしれませんね。