2月8日という日付に既視感があるな、と思ったら、
5年前に開業届けを出した日でした。

 

世の中を変えたいとか、大それたことは考えていませんでした。
頑張った分だけ目に見える成果になる感覚が欲しかったんです。

 

ここからどうなっていくのかわからなくて、
何となくうまくいくような予感だけがあって、
電車に乗って中目黒にある税務署に行きました。

 

受け取った開業届けは拍子抜けするぐらいちっぽけで、
記入台のボールペンはぐるぐるしたコードでつながっていて、
「ちゃんとインク出るかな…」と思いながら書きました。
書き込むことなんてちょっとなのに、手がガクガクと震えました。

 

その日から5年。
こんな小さな会社に勇気を持ってチャンスを与えてくれる方々や、
代表者としてはまだまだ未熟な私と一緒に仕事をしてくれるメンバーのおかげで、
何とか廃業せずにやって来れました。

 

その間、
「オージュ・コンサルティングの『オージュ』って何なんですか?」
と何度も聞かれました。

 

「『オージュ』は『桜寿』と書きます。
桜は美しいもの。
寿はおめでたいこと。
『美しいもので経営を豊かにする』という意味です。」
と答えています。

 

本当は、「桜寿」は三味線の師匠に昔いただいた名前で、
この説明は後からこじつけたものです。

 

こじつけなのに、これを繰り返して口に出しているうちに、
『美しいもので経営を豊かにする』がオージュ・コンサルティングの
経営理念のようになっていきました。

 

経営理念というのは、
企業が前に向かって進んでいく中で指針となるものであり、
最終的な判断基準になるものだと認識しています。

 

言い換えると、
何がどうあってもブレない部分、
企業として譲れない部分と言えるかもしれません。

 

オージュ・コンサルティングにとって
「経営を豊かにする」こと、「美しいものを提供する」ことが、
まさにブレない、譲れない部分でした。

 

オージュ・コンサルティングが生み出すものは、
いかなる時もクライアントの「経営を豊かにする」ものではないといけないと考えています。

 

きちんとお客様に愛されるようになり、適正な価格で販売できるようになれば、経営者や社員さんたちの生活にゆとりが出て、新しいことにもチャレンジできるようになる。そのような流れを作っていくことが私が描く「豊かな経営」です。

 

また、オージュ・コンサルティングが生み出すものは、
いかなる時も「美しい」ものではなければいけないとも思っています。

 

世界一美しいものを生み出すのは無理だとしても、
常にある一定の基準(現段階では主に私の基準)をクリアしたもののみを世の中に出したいと考えています。

 

この2つの点は、
周りから何を言われようと、どんなに辛く嫌なことがあっても、
決して曲げられなかった部分です。

 

オージュ・コンサルティングが始まってから、まだ5年。
とってもおこがましいことですが、
これから50年、100年続く会社にしていきたいと思っています。

 

そのために、私の代での経営理念を定める必要があると感じました。

 

オージュ・コンサルティングの最初の代表者として、
「美しいもので豊かにする」
を最初の経営理念にいたします。