• 「ロジャーズの採用者分布曲線」を爬虫類で考えてみる

  • 2011 / 08 / 26

  • 今年の4月2日に、

    ペットショップで一匹のヒョウモントカゲモドキの子供に一目ぼれし、
    衝動買いしてしまいました。
    人間の人差し指ほどの小ささ、つぶらな瞳、愛くるしい仕草、
    「この子が他の人のところに行くなんて我慢できないっ!!」
    そう思ってついつい買ってしまったのです。
    そのヒョウモントカゲモドキは、体にある紫がかった斑模様から
    「プラムちゃん」と名付けられました。

     

    予想通りプラムちゃんは非常に元気な子で、
    毎日エサをもりもり食べました。
    そして3ヵ月…
    プラムちゃんは体長15cmまで成長。
    目つきが鋭くなり、全身に豹のような斑点が現れ…
    なんというか、非常にワイルドな外見になりました。
    参考までにうちに来た友人たちの意見を。
    30歳代男性「…かっこいい…」
    20歳代女性「…」(無言で卒倒しかける)

     

    勇気のある方はこちらをご覧ください。
    (さすがの私もそのまま掲載するのに躊躇しました)
    4月時点のプラムちゃんの姿はこちら 。
    現在のプラムちゃんの姿はこちら 。
    こんな姿になると誰が想像していただろうか…う~ん。
    いや、そのワイルドさがたまらないのでありますが。

     

    さて、ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間なのですが、
    「変わったペットだね」と言われることが多いです。
    (顔も可愛いし、色も綺麗だし、おとなしいし、
    こんなにペットに向いた爬虫類もいないと思うのですが)

     

    でも、上には上がいるもので、
    ニシキヘビやナミヘビをペットにしている人も最近では珍しくありません。

     

    私は、その姿にだいぶ慣れてきてきたものの、
    「ヘビをペットにするのはまだまだハードルが高いな…」
    と思っています。

     

    私たちの家を訪れる人の中で、
    ヒョウモントカゲモドキを「可愛い」という人が半分、「ちょっとムリ」という人が半分ぐらいなのですが、
    それがヘビだったら「可愛い」と言ってくれる人は何割ぐらいになるのだろうか?
    普段は可愛いペットだと思っていても、
    ふと冷静になったときにぞっとしたりしないだろうか?

     

    そんなことを考えてしまいます。

     

    爬虫類好きは意外と多いのですが、
    以下の3レベルに分けられると思います。

     

    レベル1(非常に一般的):カメ好き
    レベル2(ややマニア):トカゲ、ヤモリ、イグアナ好き
    レベル3(かなりマニア):ヘビ好き

     

    人数で言うとこんな感じですね。

     

    131436020671313115630

     

    マニア度で言うとこんな感じ。
    (人数とマニア度は反対の傾向になりますね、当たり前ですが)

     

    131436056862713401049

     

    あれ、こういう図、どこかで見たことがありません?

     

    あ、「ロジャーズの採用者分布曲線」ですね。

     

     

    131436025767313227712

     

    新型パソコンとかで、最初に革新者(いわゆるマニア)が買って、
    その次に初期採用者(オピニオンリーダー)が買って、
    次第に前期採用者、後期採用者、遅滞者が買っていく、
    という図です。
    ※文献によって微妙に名称が違うので気をつけてくださいね。

     

    そうです。この図もマニア度によってこのように変形できるかもしれませんね。
    (採用遅滞者は…「価格マニア」?)

     

    131436059016913115630

     

    話は戻りますが、
    爬虫類に飼ってみたいみなさまは、
    ぜひカメを飛び越えてヤモリやトカゲにチャレンジしてみてください。
    仕草も可愛らしいですし、見た目も綺麗ですよ!

  • 三味線から学んだこと

  • 2011 / 08 / 22

  • 年に1回の長唄三味線の発表会が終わりました。
    今回の演目は「元禄花見踊」。
    この1年間は仕事でいっぱいいっぱいで、
    なかなか練習ができなかったのが辛いところでした。
    ただ、仕事のおかげで神経がずぶとくなったのか、
    まったく緊張せずに弾くことができました。
    ある意味成長してるな、私…。
    さてさて、学生時代から日本文化が大好きで、
    長唄三味線は習い始めて7年になります。

     

    日本の伝統楽器(琴・三味線・尺八など)は、
    ギターやピアノに比べてどうもマイナー感があります。

     

    その理由として、
    曲目が単調に感じられたり、そもそも曲目が知られていないこともあると思いますが、
    伝統楽器の世界の特殊性もあると思います。

     

    伝統楽器の世界には次のような特殊性があります。

     

    1)師匠の「型」の徹底的な追求。
    最初から「個性」を出すのは×。「個性」は「型」を長年追求した結果、どうしても出てきてしまうよい意味でのブレのようなもの。
    2)師匠との関係、上下関係の重視。
    師匠を途中で変えるのは基本的には×。そしてなぜか能力に関係なく、弟子入りした順序で上下関係が決まっている。
    3)礼儀作法の重視。
    三つ指立てたお辞儀なんて、三味線を習うまでしたことありませんでした…。

     

    う~ん、まさに日本的ですね。
    このような日本的なことって、今日的には批判や排除の対象になりやすいと思うのですが、
    私は、大切なエッセンスが詰まっているのではないかと思っています。

     

    特に1)について。
    「個性」という言葉、軽々しく使われ過ぎている気がします。
    仕事でも勉強でもそうなのですが、
    自分を一度まっさらな状態にして、素直に先を行く人の「型」を学び続ける時期も必要な気がします。
    「個性」ってその先にあるものなんじゃないかな、って思っています。
    2)についても。
    能力に応じた評価制度、素晴らしいことです。
    でも、それとは関係なく先輩や年配者には敬意を払うべきだと思っています。
    先輩や年配者を見下す人や邪見に扱う人、私はちょっと苦手です。
    3)についても。
    過度な礼儀作法は不要ですが、
    「自分はまともな人間です」ということをアピールするために、
    ある程度のマナーは必要な気がしています。

     

    以上のこと、すべて伝統楽器に触れるようになってから気にするようになったことです。
    その意味では、楽器の奏法以外のことも学べているのかもしれません。

     

    とにかく、来年はもっと頑張ろう…

  • 丸亀製麺の素晴らしさについて運営管理的に語る!

  • 2011 / 08 / 12

  • 別に丸亀製麺の回し者ではないのですが…

    運営管理(特に生産管理)とか事例3とかが苦手な人にはぜひ行ってほしいです。

     

    丸亀製麺はすごい!何がすごいって…

     

    1)麺からだし汁、トッピングまでの見事なライン生産
    2)麺とだし汁は見込み生産、麺のゆでと盛りつけは受注生産だ!
    …麺とだし汁を用意してお客さんの注文を待っている段階がデカップリングポイント
    3)「ぶっかけ」と「釜揚げ」の2つのラインがあるのになぜか滞らない!
    (他のうどん屋だと「釜揚げは10分お待ちください~」とか言われるのに)
    4)麺を作っている様子が見られる…ある意味トレーサビリティ
    5)1人の店員さんが麺をゆでて、お椀に入れて、だし汁をかける。
    U字ライン生産方式で、しかも多能工だ!
    6)最後は青ネギ、天カス、しょうが、ゴマでお客さんがカスタマイズ

     

    いろんな論点で語れるな~、丸亀製麺。
    他の論点で語れる方、コメント求む!

     

    このHPもかなり魅力的です。
    http://www.marugame-seimen.jp/attatchment/index.html

     

    あ、そういえば。
    QCDって「うまい、はやい、やすい」と同じだって知ってました?

     

    Quality:品質=うまい!
    Cost:コスト=やすい!
    Delivery:納期=はやい!

     

    受験勉強に疲れたら、
    おいしいうどんを食べてモチベーションアップしましょう!

  • ARCHIVES

    • 2019 (1)
    • 2018 (1)
    • 2017 (3)
    • 2016 (4)
    • 2015 (2)
    • 2014 (3)
    • 2013 (1)
    • 2012 (27)
    • 2011 (9)
  • ふぞろいな中小企業診断士(同友館)

    中小企業診断士の資格を取って人生が変わった! 診断士になって、コンサルタントとして独立する人もいれば、そのまま企業に残る人もいる。 11人の手記・インタビューを中心に、30代・40代の中小企業診断士の生の姿に迫る!